そもそも「おにぎりアクション2016」って何?
企画運営するのは、NPO法人のTABLE FOR TWO。
開発途上国の飢餓と先進国の肥満や生活習慣病の解消に同時に取り組む、日本発の社会貢献運動を行っている団体です。最近の調査では、世界の飢餓人口は8億500万人。一方、肥満人口は20億人とも言われています。
「TABLE FOR TWO(TFT)」
2007年10月設立。“TABLE FOR TWO”は直訳すると「二人の食卓」。
先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが食事を分かち合うというコンセプトのもと、社員食堂や店舗でTFTマークのついたヘルシーメニューを注文すると、1食につき20円が途上国の子どもの学校給食になるという仕組み。
学校給食は1食分が約20円。社員食堂でヘルシーメニューを1回食べると、アフリカの子どもの給食1回分になる。
企業や官公庁、大学、病院など約680団体が参加している。
TABLE FOR TWOでは、世界の食料問題を考える日として国連が制定した10月16日の「世界食料デー」から1ヶ月半にわたり「100万人のいただきます!」キャンペーンを開催。期間中にアフリカ・アジアの子どもたちに100万食をプレゼントする事を目指しています。
協賛企業は650社以上、日本以外にも14か国でも取り組みが行われているんです。
このキャンペーンの一環として、さらに気軽に誰でも参加しやすい「おにぎりアクション」をスタート。
「おにぎり」を選んだ理由には、身近にある食べもので、たくさんの人に参加してもらいたい。
また、誰かのために愛情を込めて握る「おにぎりの想い」を、海の向こうの子どもたちにも届けたい、という願いもあるようです。
贈って笑顔に。贈られて笑顔に。
この取り組みの成果として、何よりも嬉しいのがやはり贈り先の子どもたちの笑顔が増えること。
例えばルワンダのバンダ村では、栄養状態の改善が見られ、教育機会の提供にも貢献しているそう。
給食が提供されることで、就学率がアップし、学力の向上にもつながる。
子どもたちに教育の機会を提供することこそが、貧困解決の手立てとなるとも言われています。
身近なおにぎりが、まだ出会っていない誰かのためのおにぎりになる。
特設サイト:世界食料デーキャンペーン おにぎりアクション2016
世界の食料問題に対して気軽に参加できるおにぎりアクションは多くの人の共感を呼び、開始から3日間で1万枚のおにぎり写真が投稿されているようです。
とっても可愛いキャラクターおにぎりや、みんなで笑顔でおにぎりをほおばる写真など、見ているだけで笑顔になってしまいます。
たくさん作って、みんなに配ってもいいですよね。一緒に食べるおにぎりってなんだかとっても美味しくて幸せなものです!それをまた写真に撮って、みんなで「おにぎりアクション」に参加したら、幸せの輪がどんどん広がっていきそうですね。楽天レシピでは、「つくったよレポート」投稿のプログラムなんかも用意がされていますよ!
身近な誰かのためのおにぎりが、まだ出会っていない誰かのためのおにぎりになる。
おにぎりをむすぶことで、で日本とアフリカ・アジアを結ぶことが出来る。
そんな、素敵な「おにぎりアクション2016」。
是非みなさんも、楽しんで参加してみてはいかがでしょうか?
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- writer 小高 朋子
- フリーランス ライター・カメラマン
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取材・写真協力:TABLE FOR TWO
世界食料デーキャンペーン おにぎりアクション2016
(2016.10.16)