発売10周年をきっかけに始まった
「オーストラリア・コアラ基金」へのサポート。
この「コアラのマーチ」が発売10周年を迎えた1994年に始めたのが
「オーストラリア・コアラ基金」への参加によるコアラ保護支援だ。
「オーストラリア・コアラ基金」
1986年の設立以来、コアラの調査、保護、教育、地域社会への働きかけなどの活動を行う世界的な組織。ブリスベンの本部では少人数のスタッフ及びボランティアで活動を行っており、毎年100万件近くある問い合わせにはスタッフ一人当たり1万件以上対応している。世界最大のコアラ研究団体として、野生のコアラとその生息地の保護活動、コアラ生息地図作成、地域社会や法律制定への働きかけなどを政府の財政援助なしで行なっている。
コアラ基金はコアラの生息調査、保護研究などを行っており、
近年は、個人がコアラの里親になって支援するプログラムも実施している。
その背景には、20世紀になってハンティングや自動車事故、山火事、森林伐採などが原因で、オーストラリアのコアラの数が300万頭から10万頭弱にまで減少しているという悲しい現実がある。
コアラの主食となるユーカリの木も幹線道路や住宅地などの開発で、どんどん減少する傾向にある。コアラ自身は法律で保護されていても、コアラの生息地を保護する法律がないためユーカリのある土地を守ることができないのだ。
当初あったコアラの生息地は約20%にまで減り、さらにその残された生息地の約80%が個人の所有地で保護しにくい状態にまで危機は迫っている。
ロッテをはじめとしたスポンサーの寄付や個人の募金で運営される「オーストラリア・コアラ基金」はさまざまなプログラムでコアラの未来を守る取組みを行っている。
自分の気に入ったコアラの里親になり、養育を支援することもできる。世界各国から多くの里親が我が子ならぬ“我がコアラ”に会いにオーストラリアを訪れているそうだ。
オーストラリアまでは行けなくても「コアラのマーチ」を買うことで、コアラたちを守ることができる。微笑ましいコアラの絵柄を集めながら、遠い地でのんびり暮らしているコアラを思う、そんな楽しみ方もできそうだ。
この記事のおさらい
- ロッテ
- コアラのマーチ
- 商品を購入する
- 対象商品の売上 一部寄付
- オーストラリア・コアラ基金
- 売上の一部で、コアラの生息の現状についての調査など、コアラの未来を守る取組みを行っている