LUSHから新たなバスボムが期間限定で発売されました。
商品名は「エラー 404」。
変わった名前。どこかで見覚えのある名前。
WEBサイトを見ていると、エラーでページが表示されない時に出てくる、あのメッセージ?
なんでLUSHはそんな商品名にしたのでしょうか?
「エラー 404」は何のために発売されるの?
2016年11月25日(金)から12月7日(水)の期間、日本を含む世界40ヵ国にあるラッシュ店舗とオフィシャルサイトで、世界中でインターネットユーザーの権利を守ることを目的に活動する団体Access Now(アクセスナウ)が実施しているキャンペーン「#KeepItOn」(ハッシュタグ キープイットオン)を支援するかたちで、世界にはびこる政府による『インターネット遮断』に抗議の声をあげるものらしい。
このキャンペーン期間に合わせて、チャリティ商品として販売するのが「エラー 404」。


世界中で売れた「エラー 404」の売上のうち、消費税と製造原価を除いた全額として、25万ポンド(日本円に換算すると約3,500万円)を目標に、このキャンペーン限定で設立するデジタル・ファンドを通してAccess Nowをはじめとする、世界中でインターネット上の権利を守る団体に寄付する予定とのことです。
そもそもインターネット遮断って何?
世界各地のいくつかの政府では、ユーザーの政府への抗議や主体的な選挙、そして教育機関に至るまで、自由なWeb上の活動を制限する目的で、インターネットプロバイダーに対して、アクセスを制限するよう指示しているそう。特にソーシャルメディアの制限が強く行われているとのこと。
このようなインターネットへのアクセス遮断によって、人権が侵害され、緊急時のサービスは機能しなくなり、事業とそれに伴う地域的・世界的な経済に、多額の損失が生まれています。Access Nowは、2016年だけでも50件以上のインターネット遮断の報告をしています。
もしも日本で起きたら…
この「インターネット遮断」、日本では少なくとも現時点では起こることが想像すらできない状況ですが、地震が頻繁に起こる日本では、大地震の際には電話は不通になりかねませんし、SNSを始めとしたインターネットでの連絡を考えていらっしゃる方も多いですよね。
そんな時に、もしインターネットが遮断されたら、家族や友人の安否確認ができなくなります。
もっと普段の生活のことを考えると、例えばオンラインショッピングや友達とのチャットが出来なくなるなど、かなり不便な生活を送ることになります。
世界中でそんなことが頻繁に起こっていて、年々その件数が増えているようです。
私たちが目に見える問題ではないだけに、見過ごされがちですが、それだけに怖いことです。
販売期間は12月7日まで!
「#KeepItOn」は、Access Nowがオンライン権利(インターネットへのアクセス権利)を守ることを目的とした、世界中で展開されるキャンペーンです。
LUSHでは、Access Nowの「#KeepItOn」キャンペーンを支援するため、オンライン上の権利がわたしたちにどのような影響を及ぼすかを、LUSHの店舗とオフィシャルサイトで広く告知して、この取り組みに賛同する方からの支持を「申立書」への署名として募っています。
キャンペーン最終日の12月7日には、メキシコで開催される「インターネットガバナンスフォーラム(IGF 2016)」で、署名された申立書を政府のリーダーに手渡す予定なんだそうです。 このフォーラムでは、世界中から3,000人以上が参加し、インターネットについて議論が交わされるため、インターネットの遮断に対する抗議を訴えるのには絶好のタイミングと言えますね。
もちろん「エラー 404」を買うだけでも、インターネット上の権利を守る団体を支援することが出来ますが、もっと「自分で行動を起こしたい!」という方は、署名をしてみてはいかがでしょうか。
限定チャリティ商品“エラー 404”
“エラー 404” (510円<税込>/バスボム/入浴化粧品)は、バニラの甘い香りが特徴。
バスタブに入れると、つるっとしたゴールドの外殻が泡立って消え、落ち着いたブルーの湯船に隠れたメッセージが現れます。
内容は溶かしてみてのお楽しみ!
このキンキラの金色のラメは、自然由来の鉱物(ミネラル)を使用しているので、排水口から流して海にかえっても海洋生物に影響を与えないんだって。

キャンペーンのテーマは深刻だけど、是非寒くなってきた冬に、このバスボムをお風呂に入れて、ゆったりとした時間を過ごしたいですね。
金色のラメが体にもほんのりついて、ゴージャスな気分になれるかもしれない。