“2020年7月”
突然ですが、皆さんは来年の7月に何が起きるかご存知でしょうか?
そうです…【プラスチック製レジ袋が有料化される日】です。
今、その動きに向けて業界各所で新たな「エコバック」商品が次々に生み出されています。
しかし、今回は敢えて“日本古来の知恵”を見つめ直してみるのはいかがでしょうか?
◆目次◆
(1)エコバックの起源!江戸の人々の生活を包み込んだ“風呂敷”
(2)"400年の時を超えて" LUSHの風呂敷『Knot Wrap』
(3)10歳の誕生日に生まれたプロジェクト『Knot Swap』
(4)「ほんとに交換できるの?!」LUSH突撃取材
(5)『KnotSwapプロジェクト』をめぐる社内秘話
(6)まとめ;歴史はまだ始まったばかり~風呂敷ソムリエへの道~
エコバックの起源!江戸の生活を包み込んだ“風呂敷”
~今より遡ることおよそ400年~
時は江戸時代
モノを大切に扱うこの時代にエコバックのルーツである風呂敷は存在します。
当時江戸では「湯屋」といった銭(お金)を払ってお湯に入れる“銭湯の元祖”とも呼べるものがありました。
そしてその際に銭湯に持っていく小物や衣類などを包むのに使われ始めたもの、それが風呂敷の始まりです。
※ちなみになぜ風呂“敷”なのかというと、元々は「風呂に入るために敷く布」だったからなんだとか…!
〝約400年の時を超えて〟LUSHの風呂敷『Knot Wrap』
あれから時は流れ、いつの日か街には風呂敷よりもレジ袋が溢れるようになりました。
そんな中で立ち上がったのがLUSH JAPAN (ラッシュジャパン)
彼らはなんと、江戸の風呂敷にデザインの力を加え『Knot Wrap』という形で現代風にアレンジしてみせたのです…!
LUSHのオリジナル製品「Knot Wrap(ノットラップ)」とは、ペットボトル2本分のリサイクルプラスチック素材や、インドのフェアトレード布素材で作られたラッシュオリジナル風呂敷。
ラッピング、バック、壁掛け、アクセサリーなどアイディア次第で自由自在に使うことができます。
“Knot Wrap”とはつまり「包みを無くす」ということ
日本で古来から伝統的に使われている風呂敷にインスピレーションを受けて誕生したKnot Wrap。旅行でも大活躍してくれますよ!何でも包めて、見た目もこんなにお洒落。
— ラッシュジャパン Lush Japan (@LUSHJAPAN) April 25, 2018
さぁ、無限の旅へ出かけよう #KnotWrap と一緒に pic.twitter.com/HkB6G8RYEP
LUSHでは2009年のKnot Wrap発売以来なんと210トンもの包装の削減に至ったのだとか…!
10歳の誕生日に起きたLUSHのイノベーション『Knot Swap』
Knot Wrapがイギリスで誕生してから今年で10周年。
そんなKnot Wrap10歳の誕生日を記念して新しいリサイクルプログラム「Knot Swap (ノットスワップ)」がついにスタートしました。
◆ どんなプログラムなの? ◆
「Knot Swap」は、ラッシュオリジナルの風呂敷商品「Knot Wrap」を対象に、クローゼットに眠っているKnot Wrapをショップにお持ちいただくと、同じサイズの新しいKnot Wrapを50%割引の価格で購入できるサービスです。(※ スワップは、交換するという意味を持つ。)
「1度誰かの手に渡ったKnot Wrapに新たな命を吹き込む」という画期的な企画。
古いKnot Swapを持っていくことで新しいものを半額で買えて、さらにはその古いKnot Swapも誰かの手に渡っていく。
このリサイクルプログラムには江戸の町民もびっくり!まさに“風呂敷革命”です。