夏のレジャーに欠かせない、“日焼け止め”。とくに海に行くときは必須アイテムですよね。 しかし、この日焼け止めが原因でサンゴが死んでしまうって知っていましたか?
たった1滴の日焼け止めがサンゴの害に!?
サンゴの色は、共生している褐虫藻によるもので、サンゴの白化現象とは、何らかの原因で褐虫藻が失われ白い骨格が透けて見えている状態のことを言います。白化が続き褐虫藻からの栄養を得ることができなくなったサンゴは、栄養失調になりやがて死に至ります。
実は日本で販売されている日焼け止めの多くに、この白化現象の一因となる成分が含まれているそうです。
サンゴに有害な成分オキシべンゾンは62ppt(オリンピック競技用プール6個半中の水滴1滴に相当)の低濃度まで希釈された場合でも、サンゴへの有害性が科学的に実証されており、つい先日、ハワイではこれらの有害成分を含む日焼け止めの販売を禁止する法案が可決されました。法案で禁止されるほどサンゴに有害なものが普通に売られているなんてショックですね!
「海は広いし、ちょっとくらい大丈夫じゃないの?」と甘く考えていたのですが、これほど有害だとそうも言っていられません。
しかし、こういった成分は多くの日焼け止めに使用されているうえ、別名で表記されていることがあるので、ドラッグストアなどでサンゴにとって安全な日焼け止めを探し出すのは大変です。
沖縄発!サンゴに優しい日焼け止め
今年の春、日本で初めてサンゴを守るために開発された日焼け止めが発売されました!
商品名は「サンゴに優しい日焼け止め」。これは分かりやすい!
サンゴに有害な日焼け止めがあることを知らない方でも、見かけるだけで気づくようなパッケージですね。沖縄県内のホテルなどで取り扱いが広まっています。
サンゴの白化現象の一因となるオキシベンゾンやメトキシケイヒ酸エチルヘキシルを含まない酸化亜鉛の日焼け止めで、低刺激。人の肌にもやさしい天然成分で作られています!それでいて、しっかりウォータプルーフなのはうれしいですね!
この記事のおさらい

- ジーエルイー合同会社
- サンゴに優しい日焼け止め

- 商品を購入する
- 売り上げの一部

- サンゴ礁など
- サンゴの移植活動や海の保全活動のために寄付される