カカオがストレートに味わえるシングルビーンズ
早速、「アグロフォレストリーチョコレート」を買いに近所のスーパーへ出かけたところ見当たらず、菓子専門店やコンビニをいくつかまわってようやく出会うことができました。なかなか売っている店が見つかりませんでしたが、見つけた店では「アグロフォレストリーチョコレートMilk」と「アグロフォレストリーチョコレートBitter」の両方を運良く扱っていました。もちろん、両方とも購入。
原材料表示にしっかりと「カカオマス(ブラジルトメアスー産カカオ豆100%使用)」と表記。
さっそく家に戻って開けてみました!見た目は、ごく普通の板チョコです。パッケージは一見、どれが商品名かわからないくらいに情報が。商品自体がアグロフォレストリーの啓蒙活動の一貫だということがわかります。
まずはMilkから。ミルクチョコレートとしてはカカオがしっかりしている感じです。ちゃんと甘くもあるのですが、チョコレートのコクを感じます。通常のチョコレートはベースのカカオ豆にフレーバー豆をブレンドすることで味付けをしているのですが、アグロフォレストリーチョコレートはトメアスー産カカオ豆100%。カカオの力強さが感じられます。チョコレートの好みは人によっていろいろですが、私は大好きです。
アグロフォレストリーチョコレートMilk。見た目は普通の板チョコと同じ。
次にBitter。こちらもかなりカカオな感じ。酸味もありますし、甘いというよりはビターな風合いが漂います。ウイスキーと一緒に食べるとよくあいそうです。カカオの美味しさがより強く感じられるのが特徴です。
アグロフォレストリーBitter。Milkよりも色が濃く、甘みも抑えめです。苦味、酸味が強いので大人向けの一枚です。
有機農法やアグロフォレストリー農法などのこだわった農法の作物を使った商品は、価格が高いという印象がありますが、アグロフォレストリーチョコレートはどちらも150円(税別)。最初はアグロフォレストリーを支援するためならばと思ってましたが、濃厚な味わいで高級感があるのにお手頃価格なので、むしろ商品そのものにお得感がありますね。
アグロフォレストリーを実施しているトメアスーは日本人の入植地としても歴史のある場所だそうです。枯れた農地を捨て、新たな農地を求めてさまよう非効率的な農法から、同じ場所に根付いて永続的に農業を続けられるアグロフォレストリーは食糧不足の国々の救世主となりうる可能性を秘めています。まずはアグロフォレストリーで生産されたチョコを食べることで支援していきませんか!!