ダイエットの王道は摂取カロリーを抑えること。そんなことは重々承知しているわけですが、美味しいものってカロリー高いんですよね。自分のためだけにやるダイエットだと、ついつい欲望に負けてしまいがち。でも、誰かのためにもなるなら続くかもしれませんよ!
そこで、朗報です。
「カーボンオフセット」のカロリー版、
「カロリーオフセット」が本格始動
あなたが消費するハズだったカロリーをオフセット(差引)して、カロリー不足、食料不足の人たちに提供できるプログラムが始まっています。
カロリーオフセットは、TABLE FOR TWO International(TFT)が企業や団体と協働で立ち上げたもの。先進国の余分なカロリーを途上国で必要なカロリーに変換する日本初のプログラムです。今年5月にスタートし、この9月にいよいよ本格始動となりました。
「TABLE FOR TWO(TFT)」
2007年10月設立。“TABLE FOR TWO”は直訳すると「二人の食卓」。
先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが食事を分かち合うというコンセプトのもと、社員食堂や店舗でTFTマークのついたヘルシーメニューを注文すると、1食につき20円が途上国の子どもの学校給食になるという仕組み。
学校給食は1食分が約20円。社員食堂でヘルシーメニューを1回食べると、アフリカの子どもの給食1回分になる。
企業や官公庁、大学、病院など約650団体が参加している。
今回のプログラムに参加する企業は、ローソン、オイシックス、日本フィットネス産業協会、FiNC、文教センター、ルネサンス、江崎グリコの7企業、団体。9月11日には参加企業が集まってカロリーオフセットの説明会が行われました。
支援先としては本格始動を契機に昨年11月に大型台風の被災地となったフィリピンレイテ島での支援を開始。プログラムの参加者は、対象商品やサービスを利用したり、イベント参加でカロリーをオフでき、その売上の一部が寄付金となります。寄付金はレイテ島で継続的に食べ物を生産するための農業技術支援に使われます。
大型台風により、壊滅的な被害を受けたフィリピンのレイテ島
美味しく食べても、脂肪燃焼させても
みんなオフセットで寄付できる!
プログラムに参加している商品やサービスがどのようなカロリーオフセットになるのか、チェックしてみました!!
ローソンは低カロリー弁当とおにぎりを発売。これらの商品を購入すると売上の一部が寄付されます。
オイシックスのドレッシングは寄付付きのノンオイルタイプが通常タイプよりもカロリー約42%off。売上の3%が寄付されます。既に発売されていて、通常タイプより4.8倍も売れたそうです。追加販売も追いつかず、さらに追加するか検討中。
日本フィットネス産業協会は駅伝大会を開催し、参加者が消費したカロリーを80kcalを1円として換算し寄付します。
FiNCが開発したダイエットアプリは、使った方が痩せた分、脂肪1gに付き0.1円が寄付されます。
アスリエは脂肪燃焼コンテストを開催し、減らした分の脂肪1kgに対して100円が寄付されます。
ルネサンスは軽井沢リゾートマラソンを計画中。寄付内容もこれから公表されます。
いつもよりカロリーの低い弁当を食べ、サラダにはノンオイルドレッシングをかけ、デザートはローカロリーアイスで決める。さらに駅伝やダイエットプログラムで消費したカロリー分がレイテ島の人たちを救うわけですから、ダイエットの後押し効果は抜群です!
カロリーオフセットは、永続性のあるプログラム。寄付対象や参加企業、商品内容は変わっても、プログラムはずっと続いていくとのこと。ダイエットもあせらず継続していくことが大切。カロリーオフセットが続いていくことで、ずっとダイエットをサポートしてくれているようで、心強いですね!!
この記事のおさらい
- 各メーカー
- カロリーオフセット対象商品
- 商品を購入する
- 対象商品の売上一部寄付
- TABLE FOR TWO
- TFTマークのついた対象商品の購入、サービス利用、イベント参加でカロリーをオフセット。売上の一部が開発途上国の給食や畑の設備費として寄付される
この記事をシェア
- writer 岡安 学
- デジモノ誌やウェブで活動するフリーライター
- more
写真出典元:TABLE FOR TWO
(2014.10.10)