商品づくりはひとづくり
キルギスの女性の進化とこれから
こうして3年目を迎えた同プロジェクトですが、これまでの過程が平坦な道ではなかったことは、容易に想像ができます。
周囲約700㎞のイシククリ湖に点在するフェルト商品の生産者29のグループの生産管理は最も困難な課題でした。
もともと自宅での内職としてフェルト工芸をしていた女性たち。このプロジェクトを通じた共同作業と課題を克服していこうとする過程は、地域住民に大きな意識の変化をもたらしました。
作業精度の高いグループを観察、記録をとり作業方法のちがいを言語化して技術講習会を実施しています。
おしゃべりも楽しみながら。
家での家事・内職が主だった女性が外に出やすくなり、男性の育児と家事参加も見られるようになったそう。いいことだ~。
こうして開発された商品は、今後、定番商品として販売できるよう品質、デザインのリニューアルに取り組んでいるそうです。
エシカルなプレゼントに
今年発売のクリスマスギフト
今年は、あたらしい商品も登場。
フェルトでつくったひつじとロバの置物。おもわずほほえんでしまう愛らしさ。
(左)ウールフェルト動物ロバ・生成 1200円(税込)
(右)ウールフェルト動物ひつじ・生成 1200円(税込)
2014年11月末に日本および海外の無印良品で発売予定。
ニードルパンチという工法で、丁寧に針を刺してつくっていきます。
12月、出産予定のお友達へのプレゼントはこれに決めた。
クリスマスツリーを飾るころに、プレゼント用と自宅用に買おうと思っています。
フェルトのペンケースと携帯ケースは、わたしの持ち運びお仕事アイテムとして日々活躍。
クリスマスには、フェルトの動物たちが、キルギスの女性たちの誇りをのせて、玄関をぬくもりある空間にしてくれるはずです。
(文=大武美緒子)
この記事のおさらい

- 無印良品
- キルギスのフェルト商品

- 商品を購入する
- 購入による生産者支援

- JICA(独立行政法人国際協力機構)
- フェルト工芸品を購入することで一村一品運動につながり、農民が収入を得て、コミュニティの活性化を図る支援活動となる