フェアトレード商品やエシカルファッションは、生産者と消費者の両方がハッピーになることを目指した理想的な取組み。ですが、ファッションである以上、デザイン性や機能性も大切です。最近では随分とおしゃれなアイテムやブランドも増えて来ましたが、「考え方には賛成だけど、お洒落な物が少なくて買う気になれない」…なんて声が聞かれるのも事実です。
カラフルな色合いの
わくわくするオリジナル商品がいっぱい!
そこで今回は、中南米に伝わる手刺繍や手編み技術を活用しつつ、今のトレンドに沿ったオリジナル商品を販売し、その売上の5%を生産国の労働者に還元しているチチカカのプロジェクト『ハピトレ』をご紹介します。
うかがったのは、神宮前にあるチチカカETHIC表参道店。場所は原宿キャットストリートの中でも裏原宿側、近年注目ブランドの路面店も増え、改めて注目が集まっている北エリアにあります。
神宮前にあるチチカカETHIC表参道店。トレードマークのアルパカがお出迎え。
『世界の文化を伝えること』をモットーに、中南米の民芸品やエスニック衣料、服飾雑貨の製造販売をおこなう会社として設立されたチチカカは、1981年渋谷に1号店をオープン。以来、雑貨や洋服を扱う人気ショップとして多くの人に愛されています。今や生産国は中南米にとどまらず、アメリカやアジア諸国含め15カ国、店舗数も129店に増え、商品の充実度もかなりアップ。デザイナーを増員するなどファッション部門にも力を入れ、オリジナル商品をどんどん開発しています。
他のエスニックショップのアイテムの中には縫製が粗かったり、模様やシルエットが大雑把な物も少なくありません。でも、チチカカのオリジナル商品は日本人デザイナーによってデザインされ、厳しい管理のもとで製造。センスのいいエスニック要素と手持ち服に馴染むカジュアルなテイスト、確かな品質と求めやすい価格が好評で、従来のファンはもちろん新たなファンの獲得にもつながっています。
チチカカETHIC表参道の店内。
オリジナル商品はエスニックな生地や刺繍を部分的に使ったモカシンやシューズなどもあり、全体にアウトドアテイストの今っぽい路線に。
中南米らしいカラフルな色彩の布や刺繍を使ったアイテムが多いのも特徴。
小さなお子さんを連れた学生時代からのファンというお客様も。
どの年代の人も欲しくなる幅広い品揃えとリーズナブルな価格も根強い人気の秘密。
定期的に入荷するチュニックやワンピースは色・柄ともに充実していて狙い目。
フェアトレード認定商品のトートバッグは全部で6種類。
北インドの工場で作られたフェアトレードコットンを使用し、小鳥や花の刺繍が可愛い。
この記事のおさらい
- チチカカ
- HAPPY TRADE(ハピトレ) すべての対象商品
- 商品を購入する
- 売上から5%還元
- 生産国の労働者
- フェアトレード 売上5%が生産国へ還元