生産国のHAPPYと私たちのHAPPYをつなぐ、
それが「HAPPY TRADE(ハピトレ)」
そんなチチカカが『世界の文化をあなたに。あなたのHAPPYを世界に』をコンセプトに取組んでいるのが、ハッピーなトレードを目指して立ち上げたプロジェクト『ハピトレ』。ETHIC表参道店では2階に専用の『ハピトレプラザ』というスペースを設け、ハピトレ生産国の商品を販売しています。
ハピトレは、生産国の人々との共存共栄を目指し、その地域に古くから伝わる刺繍や編み物の技術を取り入れたオリジナル商品を製造・販売する取組みです。現在はグアテマラにあるスンバンコ村とテクパン・グアテマラ村、ペルーのタキーレ島とチバイ村の、それぞれ民族衣装に使われている伝統的な刺繍や織物、手編みの技術を取り入れ、ワンピースやジャケット、スカートなどを作っています。
生産国のひとつ、ペルーにあるチバイ村では刺繍を使った商品が作られています。
下書きなしでミシンを操る高度な技術は伝統工芸として継承されています。
編み物が盛んなアンデスで刺繍が発達しているのは珍しいのだとか。
このように生産国の伝統技術を取り入れて生まれたハピトレ商品は、フェアトレードであることはもちろんですが、品物の購入代金だけでなく、売上金の5%がさらに生産国へと還元されます。これがハピトレの大きな特徴です。還元された5%は、有料トイレの設置や、技術向上のための練習用の糸・針・布やミシン・老眼鏡の寄付などに使われるほか、刺繍教室の開催なども予定されています。
ペルーのアコラ村に伝わる手編み技術でつくられたニットのベスト『コンヌード』。
アンデス山脈の奥地にあるボリビアのタリスキア村に伝わる伝統的な刺繍が可愛いポーチ。手作りなのでひとつひとつ柄が違います。
また、ハピトレプラザでは『ハピトレ招致ブランド』として、チチカカ以外のエシカルブランドにもスペースの貸出をおこなっています。商品の販売はもちろん、トークショーやイベントが開催されることもあり、新しい出会いや交流の場、情報発信の場にもなっています。
ハピトレプラザ。ハピトレ商品の販売のほか、スペースの提供もしており、
招致ブランドの商品販売やイベントなども開催されています。
ハピトレ対象国MAP(http://kakehashi.titicaca.jp/happy_trade/map/)では、ペルーやグアテマラの島や村で働く人々の様子や美しい自然も見る事ができ、中南米への旅をしているような気分になります。初めに物ありきではなく、気になる土地や刺繍と出会い、そこから商品に辿り着く・・・そんな人もいるようです。
大量の服が生まれ、消えて行くなか、たった1シーズンで縁が切れてしまう服もあれば、何年も着続けたいと思える服もあります。
中南米の島で暮らすおばあちゃんがチクチク縫った刺繍や洋服が、海を渡って自分の物になる。買い物をすることで、ほんのささやかだけど、助け合える。丁寧に作られた服を丁寧に選び、大切に着る。そして時々、生産国の自然や人々に想いを馳せる。そんなストーリーを楽しみながら装うのも、ファッションの醍醐味のひとつです。
この記事のおさらい
- チチカカ
- HAPPY TRADE(ハピトレ) すべての対象商品
- 商品を購入する
- 売上から5%還元
- 生産国の労働者
- フェアトレード 売上5%が生産国へ還元