お店をはじめたきっかけは?
こんなユニークなアイテムも販売している「マジェルカ」のオーナー藤本さんは、企業のバイヤーとして働いていました。
そのときに、魅力的だと思った商品がたまたま障がい者がつくったものでした。今までこれらの商品の価値を知らなかったことにもったいなさを感じ、彼らがもつ価値を多くの人に知ってもらうため、お店を開いたそうです。
お店の前には、マジェルカがどんなものを販売しているかを示す看板もでています。
障がい者のつくったものは、これまで福祉バザーや福祉施設ショップなどでしか販売されており、販売先が少ないことが問題でした。彼らの収入が低いことや、単純作業でやりがいを感じられない仕事しか与えられていないのが現状です。
マジェルカでは、質の高い商品を販売することを通じて、障がい者の収入アップや、やりがいのある仕事を彼らに与えています。
広がっていく魔法
マジェルカでは、販売以外でも商品のデザインや企画も行っています。お客様の声を活かし、もっと良い商品を開発していきます。先ほど紹介したポーチは商品の企画や価格をお店が行い、製造を福祉施設に依頼しています。
他にも、積極的にさまざまな取組を行っているそうです。
百貨店のイベントで、お店の商品を展示販売する機会も最近は増えてきているそうです。これまで、障がい者のつくったものがデパートで売られることはありませんでした。
先日は、渋谷のヒカリエでも販売し、多くの方が手にとってくれたそうで、かなり好評だったそう。
努力をすれば、自分のつくったものが百貨店で取り扱われたり、買ってもらうってとてもうれしいことですよね。それが、彼らにとっては希望の光なんだとか。
これからの目標
マジェルカさんのこれからの目標は、お店も障がい者と一緒に成長していくことだそうです。
お店のできることをこれからも増やしていき、障がい者がもっている価値を福祉に興味のない人に知ってもらえるようにしたい、それが藤本さんの願いでもあります。
みんなが幸せになれる魔法のお店「マジェルカ」で今日は何を買おうかな?
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- writer Moepeace
- 学生ライター
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取材協力・写真提供:マジェルカ
地域作業所hana facebook
(2016.02.10)