はじめまして!猫大好きライターの如月です。
すっかり年の瀬も迫ってきましたが、皆さんはもう来年度の準備はできましたか?
猫好きはやっぱり、新しい年も猫のカレンダーで決まり!
というところでしょうが、そのカレンダー、愛猫家なら「さくらねこカレンダー」もいいかもしれませんよ。
このさくらねこカレンダー、かわいい猫がたくさん載っているだけでなく、不幸な猫さんを助けるためのプロジェクトの資金にもなっているんです。
猫好きなら、やっぱり猫の不幸は見逃せられない!そんなことを考えたどうぶつ基金の取り組みを紹介したいと思います。
不幸な猫ってどういうこと?
猫ブームの裏側でいま日本では猫がどれだけ殺処分されているって知っていますか?
年間約8万匹です。
約8万匹って多いですよね。
せっかく生まれてきても、生涯を全うできずに殺されてしまう不幸な猫さんがこんなにいるんです。
なぜこんなにたくさんの不幸な猫さんがいるのかというと、実は猫の繁殖力のすごさに理由があります。
1匹のメス猫は年に3回出産し、1回に平均約5匹の子猫を産みます。合計して1年で15匹です。生まれた子猫がまた孫猫を生み、さらにまたその孫猫がひまご猫を生んだら、1年で最大50匹以上に増えてしまうそうです。
テレビでも、多頭飼いのために猫が増えてしまい、猫屋敷になってしまっている問題が取り上げられていました。
子猫は、早ければ6か月で妊娠ができるそうです。飼い主が頭を抱えている間に、増えてしまった猫はさらに増えていきます。
人との共存が難しくなれば、増えすぎた猫たちは、捨てられたり、殺処分されてしまいます。
また、殺処分を免れ、捨てられた猫さんたちにも過酷な運命が待ち受けています。
実は私も猫を飼っているのですが、1頭飼いで飼い続けて、現在4匹目なんです。みんな捨てられていた猫なんです。
現在4匹目のうちの猫は死にそうになっているところを保護しました。子猫だったのですが、一緒に捨てられていた兄弟猫は残念なことにすでに死んでいました。保護したうちの猫もガリガリで、目は目ヤニで塞がっており、目で見てわかるほどノミがたくさんついていていました。
「ノラ猫は自由でいい」という人もいますが、その人生は過酷で、家猫よりも寿命が短いと言われています。
殺処分や捨てられる猫を減らすためには、根本的な解決方法として、不妊手術が一番有効な手段だと考えられています。
命を守る。「さくらねこTNR」
どうぶつ基金では、殺処分をゼロにしようと「さくらねこTNR」という取り組みを行っています。
猫を安全に捕獲するTrap(トラップ)のT 、新たな子猫を生まないように不妊手術させるNeuter(ニューター)のN、猫を元いた場所に戻すReturn(リターン)のRの3つの頭文字をとってTNRです。
そして、不妊手術を施した猫の耳にはV字カットを入れています。これは地域に戻った猫を誤って捕獲ないための印です。この耳のカットが桜に似ていることから「さくらねこ」と呼ばれています。
オス猫とメス猫がいれば、自然と子猫がたくさん繁殖してしまいますよね。そこで、1か所の地域の猫たちにTNRを集中的に行うことで、大きな効果をあげることができます。その地域にさくらねこが増えれば増えるほど、自然と猫の数も安定して、その分殺処分される猫も減るということなんですね。
この記事のおさらい
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- さくらねこTNR
- さくらねこTNRの活動に運用される