あなたもだれかのサンタクロースに。子どもたちに絵本を贈る「Book Santa」

製品・サービス情報information

商品名
Book Santa 2018
価格
各絵本による
買える場所
全国のパートナー書店、Honya Club.com、クラウドファンディング

※商品に関するご質問等は各店舗へお問合せください。

街がクリスマスの装飾で華やかになるころ、いつも立ち寄る書店の児童書コーナーで、「Book Santa(ブックサンタ)」と描かれたポスターが目にとまりました。

「あなたの想い(絵本)をサンタクロースが全国の子どもたちに届けます」

息子たちと絵本を読んだ時間を思い出した
「Book Santa」

『さむがりやのサンタ』(レイモンド・ブリッグズ/福音館書店)
『ねずみくんのクリスマス』(作なかえよしを 絵上野紀子/ポプラ社)
『まどからのおくりもの』(五味太郎/偕成社)

クリスマスにふたりの息子に贈った絵本たち。冬になるとクリスマスツリーを出すよりも早く、冬がテーマの絵本を本棚の最前列に並べるのがわが家の習慣でした。息子が中学生になった今は、子どもに読むために絵本を手に取ることもなくなりましたが、絵本を開くと、キラキラした目をしてお話を聞いていた息子たちの顔や、もう一回!とせがまれて、何度も何度も読んだ「時間」がよみがえります。

絵本は手にしなくなっても、その「時間」、わくわくした感覚が子どもたちの中に残ってくれているといいな、と思うのです。

「Book  Santa」は、親と死別したり、経済的理由、災害に遭うなど厳しい環境に置かれている全国の子どもたちに、サンタがクリスマスイブに絵本を届けるというプログラム。NPO法人チャリティーサンタが日本出版販売株式会社と協賛、全国約200書店などの協力を得て、2017年からスタート、昨年は848冊の絵本が集まったそうです。

埼玉県朝霞市にある書店「CHIENOWA BOOK STORE」にて。書店を訪れたら「Book Santa」のポスター、フライヤーを探してみてください。
 

書店で贈りたい絵本を選んでレジで会計
「ブックサンタでお願いします!」

主催するNPO法人チャリティーサンタは、「世界中の子どもたちを笑顔に」というコンセプトのもと、2008年に活動開始。依頼のあった家庭にボランティア扮するサンタさんを派遣、これまで、1万3,220人がサンタクロースになり、2万6,590人の子どもに特別な思い出を届けました。さらには、依頼家庭から預かった3,000円の寄付金で、途上国や被災地、貧困家庭の子どもたちへ向けたチャリティー活動も実施しています。

その活動の一部である「Book Santa2018」への参加方法はとても簡単です。プロジェクトに参加している書店で絵本を選び、レジで絵本の代金を支払う。これだけで厳しい境遇にある子どもたちに絵本を贈ることができます。

ブックサンタ公式サイトより
 

手渡しで贈る感覚で、絵本を選ぶのが楽しそう。
私は「Book Santa」のポスターを見つけたいつも立ち寄る書店で選ぶことにしました。

私が子どものころから大好きだった絵本を、息子に贈るときの気持ちを思い出します。どんな顔をしてくれるのかな? この一文をどんなふうに感じてくれるかな? この場面が好き、絵が好き。色と言葉のリズムが好き。じわっと沁みて深いところで支えてくれる心の滋養。絵本にはそんな力があります。

「ブックサンタでお願いします」

悩みに悩んで、息子たちに何度も読んであげた『ねずみくんのクリスマス』を贈ることにしました。レジで私が選んだ本の会計を済ませると寄付は完了。「Book Santa」のステッカーと絵本寄付者限定ページのURL,QRコードが書かれたフライヤーをいただきました。クリスマス後に、子どもたちの声が掲載されるそうです。

買った絵本を受け取らず、店員さんに預けて手ぶらで帰る。少し気恥ずかしいような不思議な気持ち……。でも、あの絵本がイブの日にだれかのもとに届くんだな、と思うとワクワクします。

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