何気なく立ち寄った書店で素敵な本に出会ったことがある、という経験がある人は多いのではないでしょうか。街の書店は、日常の中で思いがけない出会いやきっかけを与えてくれる、かけがえのない場所だと思います。
そんな街の書店が今、惜しまれながらも次々と姿を消していることをご存知でしょうか。
通販や電子書籍など本を扱う便利なサービスが急速に広まり、書店を取り巻く環境は変化しました。その結果、10年間に約3割もの書店が姿を消したとも言われてるんです。
そんな書店業界を取り巻く環境に一石を投じるプロジェクト「1 Book for Asaka」を今回はご紹介します!
地域に根ざした書店「CHIENOWA BOOK STORE」
そのプロジェクトを立ち上げたのは有限会社一進堂が運営するCHIENOWA BOOK STORE(チエノワブックストア)。
埼玉県朝霞市で創業70週年迎えた、地域密着型の老舗書店です。市内で何度か移転し、現在は朝霞駅の駅ビルに店舗を構えています。
おしゃれな外観なので、70年もの歴史がある書店に見えないですよね。2010年にリニューアルしたそうです。
朝霞に暮らす子育て世代のためにと、ベビーカーに配慮し通路は広め。
利用者同士で本を紹介し合う掲示板もあります。店員さんのコメントもあり、ぬくもりが感じられます。
「ギフトが選べるちょっといい街の書店」が書店のコンセプト。フェアトレードの雑貨と、フェアトレードの本が共に並んでいたりと配置にもこだわりを感じますね。
店内にはこんなポスターがいたるところに掲示されています。
「1 Book for Asaka」
本1冊、もしくは文房具1点の購入ごとに朝霞市へ1円を寄付をするという、CHIENOWA BOOK STORE独自のプロジェクトです。
この記事のおさらい
- CHIENOWA BOOK STORE
- 本、もしくは文房具
- 商品を購入する
- 1点の購入ごとに1円
- 埼玉県朝霞市
- 児童館の開設資金として運用される