ついに念願の「あしがら弁当」をレスキュー
購入が完了した瞬間にテンションがMAXになった我々は、「小田急ロマンスカー」に乗り込んだ。
大都会新宿から箱根までわずか73分。
先頭車両、最前列のシートに座ると童心に返ったように胸が高鳴った。
この気持ちは1990年、大阪花博の大行列でありつけたソフトクリームに似ている。30年振りに思い出す、この感覚。
まずは、開封の儀
幼少期の思いを胸に、早速「あしがら弁当」に注目したい。
本日のメニューが添えられている。旅の思い出としてファイリングせねばならない。
そして、包みを解く。
電車の中でしか食べられない特別な存在に一礼する。
冒険しすぎない安定の「ザ・駅弁」といったフォルム。これこそ、我々が追い求めてきた「あしがら弁当」である。
そして、お楽しみの実食の儀。
そうこうしているうちに、小田急ロマンスカーの発車音が聞こえ、気分が高揚する。
ゆったりとした座席、静かな運転音…
座れば箱根山の景色、右には大きな窓から丹沢山地の山々が視界いっぱいに広がる。日々抗うことのできない様々なしがらみから解放され、私たちは今ここにいるのだ。
海老のお寿司、炭水化物、海鮮、炭水化物、野菜、炭水化物、炭水化物…一口一口をじっくり噛みしめる。このパラダイスが、誰も幸せにすることなく破棄されてしまうとは考えられない。
ほどなくして「あしがら弁当」の姿はすべて胃の中に収まり「まもなく、終点の箱根湯本」のアナウンスが聞こえた。
楽しい時間(とき)は過ぎるのが早いものだ。
美しい風景と街並み、そして空腹感が満たされた我々は、暫く暖かい幸福感に包まれた。
こんな時間がずっと続いてほしい、もっと我々にはできるはずだ。「レスキュー」という名の食品ロス削減を。
ITのちからを使い「食品ロス」から「あしがら弁当」を救うことができた。
いかがだっただろうか。
今回は挫折を乗り越え、TABETEを活用し、食品ロスから「あしがら弁当」を救うことができた。
食品ロス探検隊としては満場一致で満足な探検であったと言える。
TABETEは月額の縛りがないので、焦って利用したり、無駄に契約し続けてしまった!などがなく、自分のペースに合わせて使うことができる 。
記憶力が衰えつつある30代も半ばの隊長も安心して使える。
気になる値段は多少高めと感じるが、「食品ロス」がメディアで話題になり「何かはじめてみたい!」思った際は手軽なアプリからスタートしてみるのもいいだろう。
食品ロスがある限り、我々の探検は終わらない。
我々は、次の食品ロスのレスキューへ向かうのであった…。
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- writer ふゆやま
- 相模国生まれのウェブデザイナー。
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株式会社小田急レストランシステム
(2019.09.12)