コンビニ5社によるX`masケーキの販売傾向
今とりわけ多くの注目を集めているのが大手コンビニチェーン。
というのも、全国約60,000店舗近く存在するコンビニが、もし店頭での食品ロス問題を解決できたならそれだけで大きな成果に結びつくからです。
というわけで今回は
▼「ローソン」
▼「デイリーヤマザキ」
▼「100円ローソン」
▼「セブンイレブン」
▼「ファミリーマート」
…の5社がそれぞれどのようにクリスマスケーキを販売していくか実際に店舗で確認してきました。
※今回はあくまでもお店の生の声を聴くのが目的なので“一人のお客さん”として入店。(なんだか覆面調査員になったようでワクワクします…!)
それでは早速リサーチ開始です!!
ローソン –LAWSON–
まず最初に訪れたのがローソン
筆者;「クリスマスケーキを検討しているのですが、こちらのお店ではX`mas当日もケーキは買えますか…?」
店員さん;「一応当日も店頭には並びますが、その数は少ないので予約が安心かと思いますよ。」
筆者;「やはり年々店頭に並ぶ数は減ってきているのですか?」
店員さん;「廃棄ロスの問題もあるので、確かにそうかもしれませんね…」
———なるほど、確かにコンビニの動きは嘘ではなさそうです。そのまま次のお店へと足を運びます。
100円ローソン –LAWSON STORE100–
続いて向かったのがLAWSON STORE100こと100円ローソン
…こちらも先ほどと同様に、当日のクリスマスケーキ販売も行うものの、その数は多くはないので予約の方が確実で安全とのことでした。
系列がローソンと同じなので当然な結果といえばそうかもしれませんが、ここでも確かに廃棄ロスの問題は存在しているようです。
デイリーヤマザキ –DAILY STORE–
お次はデイリーヤマザキ。
筆者;「こちらのお店ではX`mas当日もケーキは買えますか…?」
店員さん;「予約がおすすめです。当店ではなるべく在庫を抱えないようにしていますので。」
———ここでもやはり同じ。「DailyHot」(店内で調理するデイリーヤマザキ独自のノウハウ)といったシステムがあるように、普段から廃棄に対する意識が高いのかもしれません。
セブンイレブン –7-Eleven–
筆者;「こちらのお店ではX`mas当日もケーキは買えますか…?」
定員さん;「一応買えます。でも今年はそれぞれのケーキが1つずつしか店頭には並ばない予定です。予約限定で店頭には置かない種類もありますね。」
筆者;「1種類1つオンリー!…それはこのお店だけですか?」
店員さん;「いえ、直営店を除きほとんどの店舗がそうすると思いますよ。余って捨ててしまうのは勿体ないですしね!」
———1種類につき1つという思い切った決断はなかなかできるものではありません。何かと注目を集めるセブンイレブンもしっかりと対応しています。
ファミリーマート –FamilyMart–
そして最後はファミリーマート。
筆者;「こちらのお店ではX`mas当日もケーキは買えますか…?」
定員さん;「買えません。」
筆者;「えっ?!」
定員さん;「ファミリーマートでは今年からクリスマスケーキは完全に予約販売へと移行しました。」
筆者;「予約Onlyってことですか…?!」
定員さん;「はい。“ファミクリをヨヤクリ”です。」
なんとファミリーマートは、今年度からフードロス削減の取り組みとして季節商材の完全予約制をすすめているというのです…!
全国16,500店舗で早速実施しているというのだから驚き。これは非常に大きな取り組みです。
まとめ!クリスマスは生誕祭、全てのものに感謝しよう
今回は大手コンビニチェーン5社をあくまでも主観的に調査しましたが、どこのお店も例外なく「フードロス」への関心がとても高まっているなというのが素直な感想でした。
〖店頭からクリスマスケーキが無くなる日〗
———それも決して遠くはないのかもしれません。
少なくとも、X`masが終わったその後に、誰にも食べられることのないクリスマスケーキが一つでも日本から無くなってほしいと筆者は願うばかりです。
ケーキを作ってくれた人、店頭で販売をしてくれる人、そして余ったケーキを廃棄しなければならない人、あらゆる存在があって初めて成り立つこのX`masの風物詩。
それらすべてに感謝の気持ちを忘れず今年のクリスマスも過ごしたいものですね!
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- writer 桶の旅人
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(2019.11.27)