子どもの頃からチキラー党のヤスです。
どんどん新しいのが出てくるカップ麺も楽しみですけど、
やっぱり世界初のインスタントラーメン、チキンラーメンでしょう!
1958年発売で、今年56周年を迎えたロングセラー商品です。
真ん中に卵をのせて熱々のお湯をかけて、卵がじわっと白くなるのがたまりません。
今では卵がのりやすいように黄身用と白身用のWたまごポケットになってるの知ってました?
昔は白身がツルッと麺の下に落ちちゃって、がっかりしたものです。いまは、いい感じにできあがりますよ。
チキンラーメンの生みの親は、日清食品の創業者である安藤百福(あんどう・ももふく)さんです。戦後まもない食糧不足の時代に、百福さんは飢えに苦しむ人を見て食の大切さを痛感し、すべての仕事をなげうって「食」に転向する決意を固めたそうです。それから10年ほどして不運に遭遇し無一文になった時、戦後の窮乏時代に手に入れた「家庭でお湯があればすぐ食べられるラーメン」というアイデアを実現しようと自宅の裏庭の小屋で研究を続けて、ついに誕生したのがチキンラーメンなんです。
大阪府池田市のインスタントラーメン発明記念館には、その発明小屋が再現されています。百福さんはこの小屋にこもり平均睡眠4時間で丸1年かけて、執念で開発したんだそうです。いつかはここを訪ねて、皆さんにまたレポートしたいですね。それはともかく、チキンラーメンは戦後の日本が食糧難、飢餓の時代をくぐり抜けてきたことが背景にあったからこそ誕生したのかもしれませんね!
飢餓から子どもたちを救いたいという思いが、
レッドカップへとつながっている!
(C)WFP/Rein Skullerud
そんな誕生秘話を持つチキンラーメンが参加しているのが、飢餓のない世界を目指して活動する国連WFPのレッドカップキャンペーンという学校給食支援のための取り組み。途上国の子どもたちが飢えることなく健全に成長できるように、キャンペーンを通じて学校給食を提供しています。
「国連WFPレッドカップキャンペーン」
レッドカップキャンペーンは、飢餓のない世界を目指して活動する国連WFPが行っている学校給食支援のための取り組み。途上国の子どもたちが飢えることなく健全に成長できるように、キャンペーンを通じて学校給食を提供している。世界には、空腹のままで学校に通う子どもが6,600万人、学校にも通えない子どもは6,700万人いる。国連WFPでは栄養価の高い給食を提供し、子どもの発育を助ける活動をしている。多くの企業がキャンペーンに協賛し、商品売上の一部、企業利益の一部を寄付している。
チキンラーメン1食あたり袋なら0.2円、カップは0.34円寄付されます。
2014年4月までの1年間におよそ3,100万円を寄付し現在も継続中です。給食1日分が約30円なので単純換算で100万人分、すごいですね!チキンラーメンには子どもたちを飢餓から救いたいという熱い思いが感じられます!
この記事のおさらい
- 日清食品
- 日清チキンラーメン、日清チキンラーメンどんぶり
- 商品を購入する
- 袋1食0.2円寄付、丼1食0.34円寄付
- 国連 WFP
- レッドカップキャンペーンとしてWFPの学校給食支援に協力