私の3大好きなものの一つは、当然カレーです。
日本人はみんなカレーが大好きですよね。最近はカレーのチェーンや専門店が一段と増えています。
インドカレーやタイカレー、スープカレー・・・。いろんなカレーがあってそれぞれに美味しいんですが、
やっぱり究極はタマネギ、ジャガイモがじっくり煮込まれた洋食屋のカレー、最高です!
そんな洋食屋のカレー好きが集まる催しが毎年、都心のど真ん中で開かれています。
年に一度、9月25日に老舗洋食屋のカレーが、「10円~」のチャリティ価格で味わえます。
その老舗とは、日比谷公園の一角にある日比谷松本楼なんです。
激動の昭和を生き抜いてきた老舗が味わった挫折!
松本楼の創業は1903(明治36)年6月1日で、創業者は実業家で政治家の小坂梅吉です。
当時、銀座で食堂を経営していた小坂が、公園内のレストラン公募に応募して落札。
日本初の洋式公園「日比谷公園」の誕生とともにオープンしたそうです。
あの日比谷公園と同じ時代を歩んできた洋食屋って聞くと、教科書にのりそうな歴史上の出来事ですね。
松本楼は当時としては珍しい洋式3階建ての建物が大評判。モボ、モガと呼ばれた最先端の若者たちがおしかけて、「松本楼でカレーを食べてコーヒー飲むのがハイカラ」といわれたそうです。今でいうトレンドスポットですね。
創業以来、関東大震災で最初の焼失、戦後のGHQによる接収など激動の昭和を生き抜いてきた松本楼。1971(昭和46)年11月19日、沖縄返還闘争の学生デモ隊の放火により、残念ながら二度目の焼失を経験してしまいました。
この事件を受け、国内外から松本楼再興への励ましの手紙や電話は1500件を超えたようです。
事件から2年後の1973(昭和48)年9月25日、三代目松本楼の開業の時に、励ましへの感謝を込めて始めたのが「10円カレーチャリティ」なのだそうです。
この記事のおさらい
- 日比谷松本楼
- ハイカラカレー 10円〜
- 商品を注文する
- カレーを食べて10円〜寄付
- 日本ユニセフ協会
- カレーを10円から提供。売上は全てユニセフに寄贈される