食器洗いの洗剤って、どんなもの使ってますか?
自然にやさしいイメージの植物性のものをお使いの方が多いですよね。
植物性洗剤によく使われるのがアブラヤシというヤシから採れるパーム油です。植物性だし、お肌にも環境にも良い原料です。そこで、手肌にも地球にもやさしいというこのサラヤのヤシノミ洗剤で、食器を洗ってみました。
無臭でサラサラ、確かに手肌にやさしそうです。しかも洗浄力は十分。油汚れもちゃんと落ちます。
いっそ世の中の洗剤すべてがパーム油になればいいのに・・・偏った思いすら頭によぎります。
でも実は…!
世界中でパーム油の需要が増えたおかげで…何と!熱帯雨林がどんどん減ってきたんです。世界のパーム油生産の8割を占めるのはマレーシアとインドネシア。その2つの国の間に位置するボルネオ島では熱帯雨林の減少が急激に進み、例えば北東部を500km以上に渡って流れるキナバタンガン川流域の30年前と現在とを比較してみると、森が激減した様子が一目瞭然です。
必死のプロジェクトが、ボルネオの野生動物たちを救う!
パーム油というと洗剤のイメージが強いですが、そのほとんどはインスタントラーメン、スナック菓子、マーガリンなどの食品に使われており85%が食用。残りの15%が食用以外の洗剤や化粧品などに使われています。
アブラヤシの主な生産地であるマレーシアとインドネシアでは、アブラヤシプランテーション(大農園)の多くは熱帯雨林を切り開いて作られてきました。
薄い緑のところが全てアブラヤシ農園
中でも多くのプランテーションがあるボルネオ島は、オランウータンやボルネオゾウ、テングザルなど、ボルネオ島にしかいない珍しい動物たちがたくさんいる生物多様性の宝庫!森が壊されていくことで、貴重な動物たちはもちろん、自然の恵みで暮らしてきた地域の人たちの暮らしも脅かされています。
ボルネオゾウ
テングザル
う~ん。パーム油の洗剤を使えば使うほど、熱帯雨林が壊されていくとなると…。ちょっと考えてしまいますね。
でもサラヤの洗剤は、ちょっと違うんです。ここに注目!
パーム油を使ったサラヤの商品はすべて、売上の1%が、ボルネオ保全トラスト(BCT)を通じてボルネオ島の生物多様性の保全に使われています。
「ボルネオ保全トラスト・ジャパン」
ボルネオ島の生物多様性保全と自然環境保護を通じて、「人と自然が共に生きることのできる環境を次世代に引き継ぐ」ための活動を続けている団体。
ボルネオ島は、ゾウやオランウータン、テングザル、ギボンなど野生生物が多く生息し10の保護区がある。プランテーションの開発によって分断された保護区と保護区をつなぐ緑の回廊プロジェクトや吊り橋、野生生物レスキューセンターなどを作ることで野生生物の保護活動を行っている。
この記事のおさらい
- サラヤ(株)
- ヤシノミ洗剤600mL 540円(税込)、ハッピーエレファント洗たくパウダー 720g 515円(税込)
- 商品を購入する
- 売上の1%寄付
- ボルネオ保全 トラスト・ジャパン
- 対象商品の売上の1%がボルネオゾウなど野生動物の保全に使われている