「震災があったから、夢をあきらめた」
そんな思いをさせないため、放課後学校は生まれた!
大戸屋では牛たん定食1食につき20円を、認定NPO法人カタリバが運営する「コラボ・スクール」に寄付しています。「コラボ・スクール」は、被災地の子どもたちのための「放課後の学校」。震災復興はもちろん、日本の未来を担う子どもたちを応援したいと支援を決定したそうです。
2011年3月11日、東日本大震災による津波は学校も、塾も、勉強部屋も、教科書も、全てのものを奪い去っていきました。
特に大きな被害を受けた地域のひとつ、大槌町の震災直後の様子
家や塾を流され勉強する場を失った子どもたちは、将来の夢をも見失うほどの環境に追い込まれました。
宿題をする場所がないため、グラウンドで勉強する子ども(2011年6月)
そこで、子どもたちに安心して勉強できる場所を提供し、将来への夢を描けるように応援したいと立ち上がったのが認定NPO法人カタリバの「コラボ・スクール」でした。特に被害の激しかった宮城県女川町と岩手県大槌町の2地域で展開。仮設住宅での生活などで落ち着いて学ぶ場所を失った子どもたちに、学習指導と心のケアを行っています。
震災から4年が経過し、「コラボ・スクール」は子どもたちの居場所や学力の向上だけでなく、「将来を見据えて生き抜く力を身につける」場所として機能し始めています。
子どもたちの中には「支援される側を卒業して、何かできることをしたい!」という思いを抱き始めた子どもたちも育ってきているそうです。「コラボ・スクール」という場が、子どもたちの心を大きく育てているのかもしれませんね。
「認定NPO法人カタリバ」
「生き抜く力を、子ども・若者へ」を理念に活動している教育NPO。高校生の進路意欲を高めるキャリア学習プログラム「カタリ場」や、被災地の子どもたちの学習支援と心のケア「コラボ・スクール」を通じて、子どもたちの未来をサポートする団体。これまで全国約17万人の生徒にカタリ場を届け、コラボ・スクールでは約300人の被災地の子どもたちの日常の学びをサポートしている。
全国各地にお店を構える大戸屋さん。今後は東北だけではなく、全国各地に根ざした社会貢献、日本のいろいろな地域を応援するような取組みを模索中とのこと。
「母さんの手作り料理」にこだわった美味しいご飯を提供し、地域にも貢献する大戸屋。
これからも通わせていただきます。
この記事のおさらい
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- writer 奥山 賢治
- フォトライター
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取材協力:大戸屋ごはん処
認定NPO法人カタリバ
(2015.03.10)