「結糸」とは…
「吉野の木から生まれた布で吉野の森を守る」をコンセプトとして掲げ、NPO法人地球と未来の環境基金(以下、EFF)によって誕生したプロジェクト、それが「結糸」です。
「NPO法人地球と未来の環境基金(EFF)」
2000年設立。「森を守る」ことを軸に国内・海外での環境保全活動やバガス(非木材紙)の普及、企業・行政等の助成金・補助金プログラム支援による環境保全団体の活性化という4つの側面から事業を展開。
市民活動と企業・行政等の多様なセクターを繋ぎ、暮らしや経済活動の中で市民が参加できる具体的な活動や事業を提案している。活動団体のサイトを見る
実は日本では今、安い外国産材の輸入増加などが原因で、国産材の使用量は減り、生業としての林業も衰退しています。
かつては日本人の暮らしを支えてきたはずなのに、今は本来もっている力を発揮できないまま、荒れていく森林が増えていることが問題になっています。
森林は、多くの時間をかけて先人たちから現代人へと贈られた貴重な宝物。このまま、木々たちの命を閉ざすわけにはいきませんよね。
人の手が入らないため、密生した状態の森
“間伐”の体験活動の様子
そんな日本が抱える深刻な問題に注目し、吉野のスギ、ヒノキの間伐材からさまざまな商品を生み出したのがEFFが開始した「結糸」というプロジェクト。
「結糸」では、間伐材を直接商品にするのではなく、いくつかの工程を経て、一度、糸状にします。
その糸を組み合わせて、ブックカバーやご祝儀袋のような、新しい商品を次々と生み出しているのです。どの商品も、木のぬくもりが伝わってきて、あたたかさを感じるものばかり…。
結糸シリーズは、種類豊富!
EFFの「結糸」からは、今回ご紹介したご祝儀袋以外にも、ペンケースやブックカバー、ティッシュケースなどが登場しています。どれもナチュラル&シンプルな商品で、木のぬくもりを感じられますね♪
普段、生活している分には、森林について考える事なんて、なかなかないのでは?でも、確実に消えていく木々たちがあるのが日本の現状なんです。自分が直接、参加できなくても、今は商品を買うことによって、そして誰かへ想いを届けることで、社会貢献ができる時代なんですね。
吉野の木でつくられた“心優しいご祝儀袋”、あなたも大切な人に贈ってみませんか?
5月9日(月)~24日(火)まで、新宿伊勢丹の「グローバルグリーン」(5Fインテリアフロア)という催事に出店されるそうです。
こちらでは刺繍を入れた生地やクッションカバーはじめ、日本の精油NIKKAとコラボした新作も見られるそうなので、立ち寄ってみては
この記事のおさらい
- 地球と未来の環境基金
- 結糸 すべての対象商品
- 商品を購入する
- 間伐材使用で森林保護
- 日本の森
- 間伐された木を原料に布を作って森林保護につなげる
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- writer Erica
- WEBライター
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(2016.05.11)