600店舗、80万人参加の環境プロジェクト
そんな大丸有エリアは『1000年続くまちへ。』を合い言葉に、環境への取組みを積極的におこなっている事でも注目を集めています。
例えばクリスマスイルミネーションに使われている約111万球のLEDライトには、従来品と較べて65%も消費電力を削減する『エコイルミネーション』が採用されていますが、今年はそのうちの約35万球に、さらに30%カットした『Newエコイルミネーション』を導入。電力も全てグリーンエネルギーで賄っています。キラキラと華やかで美しいイルミネーションが、実はこんなにも環境に配慮しながら作られていたなんて、驚きです。
今回紹介する『エコ結び』も、そんな大丸有エリアが進めているプロジェクトのひとつ。参加店で買い物をした際にSuicaかPASMOで支払うと、支払額の1%が環境活動支援の基金になるという環境貢献活動の仕組みです。2009年にスタートし、当初130店だった参加店も、現在では約 600店舗(!)にまで増えています。だれでも無理なく取り組める仕組みだけに、年間約80万人と、多くの人が参加しています。
レジにこのステッカーがあれば『エコ結び』参加店です。
エコ結びキャラクター コビトカバ
架空の動物かと思いきや、西アフリカに生息する木の葉や果実が主食の草食系ゆるキャラ(笑)。実は絶滅危惧種でもあるんですって。
『エコ結び』の主な使い道は、自然環境保全のための活動支援……と書くと、なんだか難しそうですが、千代田区内の桜を守るための費用や東北の森林保護への基金、様々なワークショップの運営費など、現在5つの活動に使われています。その内容はサイト内(http://ecomusubi.com/project/)やfacebookページで見ることができます。自分が支援したお金が何に使われているのかが一目でわかるって、嬉しいですよね。
新潟魚沼郡で実施された植樹活動
東京都西多摩郡檜原村にある「都民の森」で開催された『もりもりキッズinひのはらむら』の様子。
ツリークライミングを通じて生き物や自然を学ぶプログラム。
イルミネーションを眺めて自分がハッピーになりつつ、未来をハッピーにする活動にもちょっぴり参加。今年はクリスマスプレゼント、大丸有エリアで買おうかな。
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- writer 水谷美紀
- ライター&ディレクター
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取材協力:大丸有エコ結び実行委員会
(2014.12.25)