直売所で給食用の野菜が買える!~小金井ファーマーズマーケットを訪れてきた~
そんな中、給食用に出荷予定だった野菜の廃棄を食い止めようとする動きが全国各地で起きているとの情報が編集部に入ってきました。
市立小中学校の休校措置に伴い、学校給食用に準備された地場野菜を下記店頭で販売しております。市民の皆様のご協力をお願いいたします。https://t.co/SOP8U9v5f6#小金井 #koganei
— 東京都小金井市 (@koganei_tokyo) March 4, 2020
今回はその中でも新宿から程近い東京都小金井市にある『JA東京むさし小金井ファーマーズマーケット』を訪れてみます!
武蔵小金井駅に到着。ほんとにこんな大きな駅に野菜の直売所なんてあるのでしょうか…
不安な気持ちを抑え、南口を出て小金井通りに沿って歩きます。この街はお地蔵さんで有名なのだとか。かわいい、、
歩くこと6分、連雀通りに面した目立つ場所にありました!ファーマーズマーケット!!
「JAの直売所」と聞くとなんだか車でしか行けないようなイメージでしたが、実はこんなに身近な場所にあるものなのですね…!
早速中にお邪魔します。
店内には小金井市を中心に穫れた新鮮な野菜たちがずらりと!どれも美味しそう…!
野菜売り場を散策していると、ついに今回の目的である「学校給食用野菜コーナー」を発見!
【臨時休校に伴う緊急販売】学校給食用に育てた野菜を食べて地域の農業を応援‼
誰が見ても一目でわかるオリジナルのPOPがとってもgoodです!
棚には本来は学校の給食で使うはずだったニンジンとほうれん草が並んでいます。
きっと本当だったら今頃これらの野菜たちも学校の給食として子供たちの健康をサポートしていたのだろうな、、、
JA東京の担当者の方に今回の取り組みについてお話を伺ったところ、いくつかのことがわかりました。
まず一つ目は、これらの野菜は元々学校向けに作られた野菜なので、通常のものと比べてサイズが大きいということ。
たしかに、自分の知ってるほうれん草はこんなに手からはみ出したりはしません。かなりBIGサイズです…!
二つ目が、これらの野菜は市場において“規格外”として扱われてしまうため、一般的に店頭に置くことはなかなか難しいということ。中には出荷そのものを諦めて野菜を廃棄せざるを得ない農家さんもいるのだとか。
自分のおじいちゃんも農家だったのですが、たしかに日本は特にそういった基準が厳しいと言っていました。
そして三つ目が、これらの野菜は通常の野菜よりもサイズは大きいものの、味自体は変わりないということ。
たくさん食べれるって、食いしん坊の自分からするとむしろなんだかお得な気すらしてしまいます…!
今回はニンジンとほうれん草が『学校給食応援企画コーナー』に並びましたが、本来は学校給食用の野菜も一般家庭用の野菜もどちらも同じもの。違いはその規格だけです。
給食用の野菜に限らず色々な国産野菜を消費すること、それこそが農家の皆さんのサポートになるとのことでした…!
今回は小金井での取り組みをピックアップしましたが、こうした活動はきっと皆さんの住む地域にも草の根的に広がっているはずです。(←自分のかつての小学校の近くでも、給食用の野菜の販売が期間限定で行われていました!)
ぜひ皆さんもcheckしてみてくださいね‼♪