2019年も残すところあと僅か。毎月めくってきたカレンダーもいよいよ最後の1ページを迎え、令和元年におこった出来事に思いを馳せる頃ではないでしょうか。
今回は、新たな一年を迎えるに相応しい、これまでに誰も見たことのない世界に一つのカレンダーを皆さんにご紹介しようと思います。
▼前代未聞の真っ白なカレンダー?!『バリアフリーカレンダー』
さて、突然ですが皆さんはこれまでに何一つ印刷されていない“真っ白なカレンダー”というものを見たことがありますか?
「そんなものは存在しない。UMA(未確認生命体)である」
———そう思われたかもしれません。
しかしなんとあるんです。
「なんだよただの白い紙じゃんか!コピー機の脇とかによく置いてあるやつでしょ?」
確かに一見するとただの12枚の白紙の画用紙にしか見えません
しかしこの白い紙をよーく見てみると、、、
———なんとれっきとしたカレンダーになっているのです!UMAおった!!
これは真美堂手塚箔押所(はくおしじょ)という会社が開発した『バリアフリーカレンダー』というもの。
箔押しの技術、つまり点字などと同じく紙をプレスすることによって文字を表現するので、インクでの印刷は全くされていません。
おそらくこの広い世界でも印刷ゼロのまっさらなカレンダーはきっとこれ一つ。
自分はこれを見つけた以前と以後で間違いなく歴史が変わると思いました…!
▼カレンダー界のレオナルド・ダ・ヴィンチ~常識を覆す究極のデザイン~
「カレンダー」と聞いて一般的に皆さんが思い浮かべるものはどんなものでしょうか?
✓黒赤青のどぎつい感じ
✓ゴツゴツした太文字のフォント
✓なんだか主張が強い“ザ・カレンダー”
———きっとこんなイメージなのではないでしょうか?(我が家もよくこんなカレンダーを使っていました。)
ですが今回ご紹介する『バリアフリーカレンダー』はその全てにおいて異なります。
淡く絶妙な色合いに、「フォアフィンガー」という視覚的な美しさを兼ね備えた優しい文字フォント。
すべての“ムダ”を削ぎ落としたようなそのデザインは、たとえどんな場所に置かれようともすーっと溶け込んで馴染んでいきます。
試しにいくつかの部屋パターンを想定してカレンダーと合成してみました。(※サイズ等はイメージです)
このようなシックな部屋はもちろん
少しパステルな明るい空間や
こんな伝統的な和室にさえ、見事にマッチしてみせます。
≪シンプルさは究極の洗練である≫
かつてレオナルド・ダ・ヴィンチはこんな言葉を世に残しましたが、まさにこのカレンダーはそれを体現した代物といえるでしょう。
一体どのようにして究極なまでに研ぎ澄まされたこのカレンダーは生み出されたのか。
———というわけで今回はカレンダー界のレオナルド・ダ・ヴィンチこと『バリアフリーカレンダー』を手がけた真美堂さんの工場を徹底的に取材してきました!