13:30~築地からもったいない魚たちが到着っ!
ランチ営業も終わりかけた13時半ごろ、噂の「もったいない魚」がお店に到着しました!
チラ見させてもらうと…カツオやアンコウの文字が。こんなメジャーな魚たちも売れ残るんですね。残ったとはいえ、この魚たちは築地市場の大手仲卸店「山治」をはじめとした、目利きのプロが仕入れてきたものなので品質は間違いありません。
料理長の飯塚さんいわく、「なんの魚が来るか、箱を開けてみないとわからない」んだそうです。玉手箱やん…
こちらはカツオ。まるまるしていておいしそう…一体どこが「もったいない」んでしょうか?
飯塚さんに聞いたところ、この尾の部分にある小さな傷があるせいで、買い手がつかなかったんじゃないかということでした。
えっ…?こんな小さい傷で…?もったいない!
今度はマガレイ。これはサイズが小さめなものが多いせいだとか。もったいない!
塩水うにという、ミョウバン不使用うにも入荷していました。こちらは賞味期限が近いという理由。もったいない~
開封していると、見たことない魚が登場!飯塚さんにも分からないそうで、魚治の社長さんに確認したところ、佐世保からきたヨコスジフエダイと判明!
都内では知名度が低いため、買い手がつかなかったんじゃないかということです。
そんな理由もあるのか!もったいなーい!!
このカマスは、お腹部分を触ってみると内臓が傷んでいるとのこと。傷んでいるといっても、アミがあたって…などの理由なので、鮮度は抜群です!
こちらは都内ではあんまり食べられないトビウオ。あごだしとかね…おいしいですよね…なんと、サイズが不揃いだという理由で。
飯塚さん「百貨店とかはサイズやグラムの基準がとても厳しいので、1つ基準を満たしてないというだけでも箱ごと売れ残ったりします」
ひえー!も、もったいない!!!
クジラ。これは今日は需要がなく、買い手がなかったそうです。
イサキ。こちらもサイズの小ささ…!とにかくもったいないっ!
……って。もったいない!を言い過ぎて、もったいない!がゲシュタルト崩壊するかと思いました。
他にも時期外れで需要がないアンコウや、殻が割れたシロハマグリ、半身が余ったカンパチなど、この日入ってきた魚は全部で15種類。「食べ方がわからない」という理由で、売れ残る魚が多いことにも驚きです。
調理法が分からないときは、港に問い合わせて、美味しい食べ方を教えて貰うんだとか。教わった調理方法を、他の仕入れ業者さんに情報提供することによって、調理法がわからないという理由で廃棄される魚を減らすこともできるんだそうです。良い循環ですね。