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【ダジャレ商品かと思いきや大真面目に被災地支援】
サーバー屋が売るおいしいサバ缶に秘められた物語とは!

製品・サービス情報information

商品名
サーバー屋のサバ缶
価格
380円
買える場所
経堂 さばのゆ日本百貨店

※商品に関するご質問等は各店舗へお問合せください。

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シャレやネタで言っていたことが実現するの、結構好きなんですよね。どうも、いづやん(@izuyan)です。

仕事柄、色々な業界の方とお話する機会がありますが、業界用語ってありますよね。専門的な用語だったり、元の言葉が変化したものだったり、隠語、スラングだったり。

僕の本業のWeb業界にもそんな言葉がたくさんあります。Webとは切っても切れないものの中に「サーバー」がありますが、業界では「サーバー」をネットスラング的に「鯖」と呼んだりすることもあります。

シャレから出た真! サーバー屋のサバ缶

先日友人に教えてもらったこちらの商品、一見普通の缶詰ですが、パッケージをに目を向けると「んんっ?!」となります。僕と同じ業界の人ならなおさらです。

「サーバー屋のサバ缶」確かにそう、書いてあります。

いやそりゃあ昔から「サーバー」のことを業界の人間は「鯖」なんて言ったりしてましたが、まさかこんな商品があるわけ・・・と二度見しましたが、目の前にある厳然とした事実。これはネタ商品??

そもそもなんでサバ缶なの?

この「サーバー屋のサバ缶」、ネタが形になったような商品のことをどこから話したものでしょうか。まず、これを商品化した株式会社スカイアーチネットワークスさんは、すごく簡単に説明するとウェブサイトやネットのコンテンツのデータの置き場所「サーバー」の管理サービスを行っている会社です。

そのスカイアーチネットワークスさん、以前から名刺代わりに「サーバー」のネットスラング「鯖(サバ)」にちなんで、実際にスーパーで購入したサバ缶をお客さんに配っていたそうです。

サバとサーバーがパッケージにも描かれています

「どうせ配るなら、おいしいサバ缶がいいのでは」ということで、宮城県石巻市の「木の屋石巻水産」さんに製造委託して、オリジナルの「サーバー屋のサバ缶」が誕生しました。

さっそく実食!

細かい話はひとまず置いておいて、「おいしい!」とパッケージ自ら言ってのけるサバ缶がどれくらいおいしいか、確認しないことにはその素晴らしさを書くことができません。うん、単に食べたいだけですけど。

はやる気持ちを抑えずに済むよう、缶は缶切り無しで開けられます。中はサバから滲みでた脂で満たされています。開けた瞬間にサバと味噌の香りが漂って、実に食欲を誘います。

身は結構大きめに切られて入っていますね。はやる気持ちのまま缶から一切れ、直接いただきます!これは・・・!今まで色々なサバ缶を食べてきましたが、食べた瞬間に違いがわかります。

すごくおいしかったのでそのまま食べるのがもったいなくなってきて、お皿に盛ってみました。

食べてまずわかるのが、青魚特有のくさみがない。脂もしっかりのっているのにくどさがない。新鮮なサバを使っているからでしょう、味噌煮ではあるのですがくさみを消すために味噌の味を濃くする必要も無く、サバ本来の味を損なわないあっさりとした味付けで、いくら食べても口の中がしつこくならないです。味噌も石巻の高砂長寿味噌の極上品を使用しているのだとか。開けてそのまま食べてもどんどん口に入れたくなる、そんなサバ缶なのです。気がついたら全部食べきっていました。

これ、ゴハンのおかずにももちろんですが、酒の肴にしても言うことなしのサバ缶ですね!

それもそのはず、このサバ缶を製造している木の屋石巻水産では、地元の漁港にその日の朝水揚げされた新鮮なサバを、冷凍せずそのまま缶詰にする製法を採用。獲れたてのおいしさがそのまま缶に封じ込められているわけです。今まで食べてきたサバ缶とは比べ物にならないおいしさは、そんなわけがあったんですね。

ダジャレだけでも、食べて美味しいだけでもない!

この「サーバー屋のサバ缶」が生まれた経緯は、スカイアーチネットワークスの社員の方と、世田谷区経堂のイベント酒場「さばのゆ」店主、須田泰成さんとの出会いを抜きにしては語れません。

須田さんは以前から木の屋石巻水産の缶詰をさばのゆで出していましたが、その木の屋石巻水産は、2011年3月11日の東日本大震災で本社・工場が被災。津波で工場が壊滅的な被害を受け、缶詰も流されてしまいました。

木の屋石巻水産 震災からの歩み

須田さんや、お店の常連客、経堂の他の飲食店など、木の屋石巻水産の商品に思い入れのある人々が中心となりすぐ支援の行動を開始。被災地に赴き、泥に埋もれた缶詰を掘り起こし、東京に持ち帰って洗って売る、
という活動を展開。工場再建のきっかけとなったそうです。震災の2ヶ月後には石巻でも本格的に缶詰を洗うようになり、全国のボランティアの力も借りて、掘り起こして売った缶詰は、その数なんと27万個!

その須田さんから、木の屋石巻水産営業担当の鈴木さんを紹介されたのが最初のきっかけだそうです。鈴木さんが熱く語る「こだわりをもった質の高いサバ缶」について聞くうちに、ぜひ「サーバー屋のサバ缶」を作ってもらおう!と決めたそうです。社員の方にとっても震災直後から東北出身の学生の採用支援を行っていたので、サバ缶を通してさらに支援活動を広げたいという思いもあったそうです。

こうして、スカイアーチネットワークスさん、木の屋石巻水産さん、さばのゆの須田さん、さらには缶詰博士の黒川勇人さんまで迎えて「サーバー屋のサバ缶」が商品化されることになりました。

このサバ缶、サバだけに1個 380円、さらに売上金額の38%が公益社団法人 sweet treat 311を通じて、被災地の子どもたちの支援資金に寄付されます。どこまでも語呂合わせですが、そんな親しみやすさとは裏腹に、缶の中に込められた志はとても熱いですね。

「公益社団法人 sweet treat 311」

東日本大震災における被災地のこどもたちを笑顔にする支援活動を行うため、有志によって設立された。
現在は、宮城県石巻市雄勝町を中心に活動にあたっている。こどもたちが体験を通じて感じて学ぶことができる場を創造し、地元の方々が主役となって運営することで、地域の再生を目指している。
“sweet treat 311”には、「優しいケアを」という想いが込められている。

活動団体のサイトを見る

パッケージデザインも、「サーバー屋」の宣伝ではなく、東北支援をメインに押し出す内容のもの、それにプラスしておいしそうに見えるものを追求しているのだとか。

ITで人と人とのコミュニケーションを豊かにする、というスマイルマークの人を、サバに替えることでサバ缶で支援つなげるという意味も持たせているのでしょう

そんな思いが込められた「サーバー屋のサバ缶」、IT業界に縁のある人もない人も、今夜の酒の肴にひと缶、いかがですか?

この記事のおさらい

(株)スカイアーチネットワークス
サーバー屋のサバ缶 380円
商品を購入する
1個につき売上38%寄付
sweet treat 311
売上金額の38%が団体を通じて、被災地の子どもたちの支援資金に寄付される

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  • writer いづやん
  • writer いづやん
  • 島旅研究家/Webクリエイター
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取材協力:株式会社スカイアーチネットワークス
さばのゆ
株式会社木の屋石巻水産
(2015.04.01)