【2020恵方巻事情】コンビニ大手3社による恵方巻廃棄ロス対策まとめ

製品・サービス情報information

商品名
恵方巻
価格
800円前後 ※商品や店舗による
買える場所
コンビニ

※商品に関するご質問等は各店舗へお問合せください。

「あっ、今年も恵方巻が半額になってる…」

節分の時期にスーパーやコンビニでそんな光景を見掛けたことがありますか


大阪の風習のひとつだった恵方巻ですが、新たな季節商品としての期待と過熱する販売競争の結果、今や“日本の食品ロスの代名詞”として、皮肉にも全国区の知名度になりました。 大量の恵方巻がゴミとして捨てられているショッキングな写真を見た方も多いのではないでしょうか。

値下げしても売れなかった恵方巻は「食品ロス」として“廃棄”されることになります。
そしてその損失額はなんと、、、〝10億円〟相当。

一体、何本分の恵方巻になるのでしょう。そんな衝撃的な数字が関西大学の宮本勝浩名誉教授によって推計され大きな話題になりました。

恵方巻ロスに対する近年の動き

そのような状況を受けて、恵方巻のロスを無くしたいという動きが、消費者はもちろん小売店側から発信され注目が集まりました。

2018年に前年実績で販売すると宣言したヤマダストアー

2019年2月にはお弁当・おむすびの天神屋による宣言は多くの人々に共感され話題になりました。


そして2019年10月、国により「食品ロス削減推進法」が施工され迎えた恵方巻シーズン、2020年1月に農林水産省がスーパーやコンビニなどの事業者に対して需要に見合った販売による食品ロスの削減を呼び掛けたもので、大手コンビニチェーン3社を含めた26の食品小売業者が応じたと発表されました。

来店者にロス削減への協力と予約購入を推奨するPR資材が提供されます。

突撃!大手コンビニ三者による恵方巻事情2020

というわけで、今回は恵方巻ロスの話題の中心となりがちな、「ローソン」「ファミリーマート」「セブンイレブン」による2020年度の恵方巻への取り組みを調査してみます!まずは、編集部にほど近いローソンから。

▼ローソン

今年のローソンは有名な老舗日本料理店「なだ万」監修の恵方巻、人気キャラクター「リラックマ」が描かれたかわいらしい恵方巻など計6種類用意されています。商品の予約限定特典として、「アサヒからだ十六茶」がもらえるそうですよ。

さて、実際に店舗を訪れてみて確認できたことは

・節分当日も恵方巻を店頭で購入することはできる
・しかし、あらかじめ発注量を調整しているので予約の方がオススメ

…という2点。表立って大々的に予約販売を呼び掛けている印象はありませんが、ここでは確かに恵方巻予約の波を感じることはできました。

▼セブンイレブン

続いて恵方巻ブームの仕掛け人、セブンイレブン。今年の恵方巻は3種類+ミニサイズが1つの計4種類。少食の方やお子さんも食べ残さなくてすむミニサイズはとってもgood!予約特典は、恵方巻3本セットの予約で「チコちゃん&キョエちゃん・オリジナル恵方位磁石」がもらえます。

店頭で当日の恵方巻事情について確認したところ、各種類10本ずつ程だけ用意する予定とのこと。各10本とはいかにも少ない。棚に大量の在庫が溢れるというようなことはなくなりそうです。

また、表参道に一つ面白いセブンイレブンを発見!


〝ロスをなくして福を呼ぶ〟

…とても素敵な取り組みです。同じ「セブンイレブン」でも、店舗毎に恵方巻廃棄対策への取り組みには差があるのかもしれません。

ファミリーマート


最後はファミリーマート。公式サイトによると、今年の恵方巻は5種類。幅広い年齢層が楽しめる商品ラインナップが並びます。予約限定特典としては、早割特典として2品ごとに10%引きされるとのこと。(※早割り特典は1月16日の午前9時で終了しました。)

節分当日に店舗で恵方巻は購入できるか訪ねたところ、「いいえ、今年は基本的に予約販売のみになります!」との回答。念のため他の店舗でも確認してみましたが結果はどこも同じ。これなら理論上店頭でのロスはゼロにできることになります。昨年のうなぎやクリスマスケーキのような季節商品は「予約販売のみに切り替える」スタイルです。

総括

私たち消費者がひと目見て「すごい食品ロス対策だ!」と分かるような取り組みはあまり見られなかったのですが、3社とも昨年同様に予約販売に力を入れていることが確認できました。表から見えていないだけで、店頭での流通量の調整などは、かなり細やかに行われていることが推測されます。

とはいえ、やは食品ロスへのスタンスで比較すると、予約販売のみにシフトしているファミリーマートの潔さが印象に残ります。

また、表参道のセブンイレブンのように、店舗単位でも食品ロスを無くしていこうとする動きが増えているのかもしれません。

今年の節分は、「恵方巻ロス」について注意深く動向を見守りたいと思います!

まとめ:~恵方巻は福の象徴~

本来は福を呼ぶ象徴であった恵方巻。

そんな文化が関西から全国に広まっていく中で、気づけば大量廃棄の報道が毎年恒例のものとなってしまいました。

〝日本の食品ロスを象徴する悲しい日〟

古くから恵方巻を地域で愛してきた人たちからしてみれば、きっとこの事実は本当に悲しいことなのだと思います。

悪いのは恵方巻そのものでは決してなく、それを扱う私たちです。

今こそ、我々一人一人がこの問題に目を背けることなく向き合っていく時なのかもしれませんね。

  • writer 桶の旅人
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(2020.01.24)

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