北海道胆振東部地震の影響で、北海道の宿泊施設や飲食店を含む観光全体の損失額が推計で約292億円にも上るとの発表がありました。
直接的な被害は受けていないものの、風評や自粛ムードによって観光客が激減し、観光によって成り立っている宿泊施設や飲食店、交通機関、関連する産業が停滞することで、地域の経済から力が失われていきます。
そんな厳しい状況にある被災地とその周辺地域に観光で赴くことが「観光ボランティア」です。
あまり知られていませんが、旅行会社を中心に、復興支援割引を推奨する旅行プラン、割引パッケージが続々と登場しています。 そこで、本記事では各社から発表されている復興支援割引の旅行プランをまとめてご紹介します。
旅費を節約した分、現地での観光や食事は贅沢をして、地域の経済を回しましょう!
西日本エリアの割引制度
2018年6月28日から7月8日にかけて西日本を中心に広範囲の地域に被害をもたらした平成30年7月豪雨では、被害が大きい広島、岡山、愛媛3県で豪雨後の宿泊に関するキャンセルが計30万人以上にのぼると言われています。
倉敷、尾道、宮島、松山などの主要な観光地には、かなり活気が戻ってきました。
復興割引を使っての観光は今だけですよ!
宿泊費が1泊最大6,000円お得になる!「13府県ふっこう周遊割」
「13府県ふっこう周遊割」は、「平成30年7月豪雨観光支援事業費補助金」の対象となる地域での宿泊がお得になる観光支援事業です。対象となる2府県以上をまたぐ、もしくは同一府県における合計2泊以上の連続した宿泊に対して支援金を交付する仕組みになっています。
岐阜県、京都府(京都市を除く)、兵庫県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県
1泊目、2泊目と違う府県をまたいでも適応されるのは嬉しいですね!西日本をたっぷり満喫できそうです。「13府県ふっこう周遊割」の利用方法は2つあります!
① 旅行会社で指定された旅行を申し込む方法
旅行会社で指定された旅行を申し込みすると、1人1泊あたり最大4,000円~最大6,000円お得に旅行することができます!支払いの時点で補助金分が割り引きされているので面倒な手続きがいらないのが魅力です。交通手段(飛行機・新幹線など)とセットになったものを利用すると割安感があります。
【割引済ツアーを販売している旅行会社】
日本旅行、ジェイトリップ、JTB、H.I.S.…等
② ご自身で宿泊施設を予約して申請する方法
旅行会社を通さず、個人で助成金を申請する方法もあります。宿泊施設に宿泊証明書を記入してもらい、事務局に郵送すると受理された後30日以内に助成金が振り込まれるという仕組みです。こちらの方法でも、1人1泊あたり最大4,000円~最大6,000円お得に宿泊することができます。
手続きは少し面倒ですが、好きな宿泊施設を利用できるのが魅力です。
詳しくは、公式サイトをご確認ください。
【JAL】旅で応援しよう!豪雨復興応援キャンペーン
また、「13府県ふっこう周遊割」と合わせてチェックしたいのが航空会社の復興割引キャンペーンです。
JALは特設サイト「~旅で応援しよう~「JAL豪雨復興応援キャンペーン」」にて、岡山県・広島県・愛媛県発着路線のお得な国内線運賃の設定を行っています!通常の運賃より約75%もの割引率で搭乗できる便もありますよ!
【最安運賃一例】
2018年9月24日~10月27日ご搭乗分
東京(羽田)=岡山・広島・松山線共通
先得割引A:10,000円
先得割引B:9,900円
スーパー先得:9,800円
2018年10月28日~2019年3月20日ご搭乗分
ウルトラ先得:
東京(羽田)=岡山・広島線 8,000円
東京(羽田)=松山線 8,700円
詳しくは、公式サイトをご確認ください。
その他割り引きのキャンペーン
その他にも各旅行会社で、復興支援キャンペーンが展開されていますので探してみてください!