【10年、100年先を見据えた壮大な事業】
サントリーの天然水は「森づくり」から。
汲み上げるよりも多くの水を生む森の育成を目指して

製品・サービス情報information

商品名
サントリー 天然水
価格
店舗により異なる
買える場所
コンビニ、スーパー 等

※商品に関するご質問等は各店舗へお問合せください。

13都府県 18ヶ所の森で

「森をつくる」ために、全国の森を訪れ、様々な分野の専門家とともに調査・研究を行い、地元の方々とも協力しながらプロジェクトを進めてきたそうです。荒れた森をどのようにして再生するか計画を立て、実際に間伐して光を入れて草を生やし土壌を回復させたり、植生の多様性を復活させたり、森という生態系全体を蘇らせる。一企業の活動としては破格と言ってもいいでしょう。

2003年から始まった「天然水の森」の活動は、2015年3月に「日光霧降」の森(下図のオレンジの位置)を新たに加えて現在13都府県18ヶ所、総面積はおよそ8,000ヘクタールにまで広がっています。これは明らかに工場で汲み上げる水よりも多くの地下水を生み出しています。

2020年には「天然水の森」を12,000ヘクタールに

当初の目標はすでに達成されました。しかしサントリーは当初の目標を飛び越えて、今以上に社会貢献をしていくために「工場で汲み上げる量の2倍の地下水を生み出す広さ」つまり、12,000ヘクタールに森を広げようとしているそうです。それが、2014年に立てられた「天然水の森 倍増計画」です。

「天然水の森」をさらに大きくしていくことにどんな意義があるのでしょうか。サントリーエコ戦略部チーフスペシャリストの山田健さんによると次のとおりです。

「今ある森をさらに広げていくことは、小さな森の数を増やすよりもメリットがある。大きな森を整備する方が多様な生態系を構築することができ、その土地土地にあった一番よい森、複雑な森を作っていくことができる。生物の多様性をより豊かにできるし、環境の激変にも強い森を作れる。」

東京農業大学の宮林茂幸教授は、上記に付け加えて述べています。

「森を広げていくことは、その地域と産業、文化にも大きな利点がある、林業とその担い手、「木」を使う文化の再興などから、森が地域の活力の源となることを期待できる。」

森を守り広げることが、自社の事業を守ることだけではなく、地域や産業まで蘇らせることまで視野に入れている。

これは新しい社会貢献と言ってもいいでしょう。

さらに、子どもたちが自然の素晴らしさを感じ、水や、水を育む森の大切さへの気づきを得るためにサントリーが行なっているプログラム「水育」にも、この「天然水の森」での自然体験が大きく寄与しているそうです。

サントリー次世代教育ブログラム「水育」:水育とは
http://suntory.jp/mizu-iku/what/

天然水のボトルにも「天然水の森プロジェクト」について記載されています

毎日口にする水が、豊かな森や活気ある地域づくりの原動力になっていたとは思いもよりませんでした。これからは飲むたびにそのことを思い出して少しうれしくなりそうです。

  • writer いづやん
  • writer いづやん
  • 島旅研究家/Webクリエイター
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取材協力・画像出典元:サントリー 天然水の森
(2015.07.01)

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